イントロダクション
INTRODUCTION

竹内力主演の
大ヒットシリーズ
「難波金融伝 ミナミの帝王」。
ビデオ市場を席巻し、関西でのTV放送時には常に高視聴率を叩き出した全64作品のモンスターシリーズとして大ヒットを巻き起こした。多くのファンに惜しまれつつシリーズが終了してから15年。あのミナミの帝王の復活を望む声は今もなお続いている。そして遂に今年、新たなオリジナルシリーズを引っさげて、竹内力がミナミに帰ってくる。
殺人罪により、9年の服役を終えたひとりの男。その半年後、男はミナミへ向かう。その目的は9年前の事件の黒幕を探し、報復を果たすため。暴力ではなく、法律で悪を裁いていく男は果たして黒幕まで辿り着けるのか!?

本企画をプロデュースしたのは、1992年から2007年まで15年間もの間、初代・ミナミの帝王として君臨し、その名も作品をも不動のものにした竹内力。銀次郎のキャラクターを浸透させた竹内が、痛快爽快な物語とともにミナミにカムバックする。以前から「また大阪で作品をやって欲しい」という声が多く、竹内自身がSNSを始めて更にダイレクトに多数の声が届いたという。久しぶりに大阪を舞台にした作品をヤル気になった竹内のもとに、「ミナミの帝王」を一緒に作り上げてきた、監督・萩庭貞明と脚本・江良至が集結、さらなる高みに到達したと言える本作は、ファン待望の最新作となる。

さらに本作のタイトルは、過去、「ミナミの帝王」で竹内のイメージをもとに仕上がった主題歌「欲望の街」には思い入れが強く、かつ歌のタイトルが今回の作品テーマとも合致しているため、新作のタイトルにしたという。
主人公のキャラクターについては、いかに個性的なキャラクターを作っていくかを意識し、その上で必須であったファッション、車、電子タバコなどの外見の拘り。なんと竹内がすべて自前で用意したという熱のこもった姿勢を見せる。

「ほな、一億、悪の上前、撥ねさせてもらいますわ」と竹内の関西弁が随所に鳴り響く。男が倒さなければならない巨大な力を持つ闇のフィクサー、権藤に演歌歌手として不動の地位を築きながら俳優としての一面も持つ山本譲二。警察機関さえ手が出せない男の凄みを見事に表現している。元プロボクサー世界チャンピオンであり、今はジムの会長を務め、YouTubeも開設するなど精力的に活動する竹原慎二が権藤の右腕として脇をしっかり固める。男に恩義を感じ、強力な助っ人となるのは弁護士の杉山を演じる田口トモロヲ、そのアシスタント、亜希の岸明日香、過去に男の下で働いていた清水を演じる山本裕典。過去に秘密を持つホステスに佐藤江梨子、男に恩義を感じる刑事に中野英雄。個性豊かなキャラクターたちが“欲望の街”で暗躍する。

物語
STORY

殺人罪による9年の服役を終え、一人の男が出所した。
その半年後、遂に男が動き出す。彼が向かったのは、七色のネオンの下を流れる道頓堀川と、その戎橋を人々が行き交う、色と欲望、騙し合いが渦巻く街、ミナミである。
男は仲間たちと、不正を働く巨大な権力を裁いていく。暴力ではなく、法律で。そしてそれは表ではできない方法だった。その本当の理由はあの時の事件の報復のため、今も関西を牛耳る闇のフィクサーを倒すために――
果たして、強大な力を封じ、報復を遂げることができるのか!?
今、ミナミの街で奴が動き出す。

各話ストーリー

欲望の街 No.6 男姐オネエの仁義
暴漢に襲わそうになった亜紀を救った、大巨漢のオネエ・ミチル。恩義に感じた亜紀は、ミチルの働くスナックをオネエとして手伝うこととなる。昔気質のヤクザ・盛崎組は店の常連でミチルとは仲睦まじい様子。そんなある日、借金を抱えた若手組員・伸介がミチルに泣きついてくる。ミチルが身を削って大金を用立てると、伸介はその金を持って行方をくらませてしまう。
欲望の街 No.5 漂う道頓堀キッズ
行方不明となった妹を探すOLの千春は、手がかりを求めて道頓堀を訪れた。行き場を失くした子供達が集まるその場所では、塚本という男が指揮をとり、売春や違法薬物が横行していた。妹の居場所を知っているという塚本に千春はすがるも、更なる闇に足を踏み入れてしまう。
欲望の街 No.4 非道なSNS闇金
ぼったくりバーの被害にあった若者から相談を受ける鮫島。加害者であるバーの店長に追い込みをかけると、彼自身も借金地獄に陥り「闇バイト」を強要されていたことが判明する。真相を追うに連れ、明かされる「SNS闇金」の存在。その背景にミナミの裏社会が浮かび上がるー
欲望の街 No.3 ミナミの蜥蜴 ※「事件師 vs フィクサー」編③(完結)
権藤の下には武闘派の沖田ともう一人、頭脳派の片腕がいた。その名も、神矢秀治・「ミナミの蜥蜴」と呼ばれる男。そんな折、鮫島たちは権藤の罪を暴くための重要な手がかりを掴んだ。そして、鮫島は神矢と対峙するー 「事件師 VSフィクサー」編、ここに完結!
欲望の街 No.2 闇のフィクサー ※「事件師 vs フィクサー」編②
男は、関西の首領・権藤に近づこうとするが、大阪府警の大蔵警部は危険だと苦言を呈する。しかし、権藤によって殺された旧友・白石、そして権藤に嵌められた自分の報復の為、男はその追及の手を緩めない。そんな中、杉山法律事務所に助けを求めてきた女がマッチングアプリで知り合った青年に300万円を騙し取られたという。その青年の背景には、驚きの事実が待っていた。
欲望の街 No.1 報復への道 ※「事件師 vs フィクサー」編①
殺人罪により、9年の服役を終えて出所するひとりの男。その半年後、金髪姿となった男は、色鮮やかなスポーツカーに乗り、ミナミの街に颯爽と現れる。男の元には、同じ志を持つ弁護士の杉山、私立探偵の清水らが集い、大学附属病院の不正な医療裁判に切り込んでいく。次第に明らかになる病院経営の闇。それに立ち向かう男の真の目的とは・・・?

キャラクター
CHARACTER

鮫島竜士(竹内力)
9年間の服役を終えてミナミに舞い戻ってきた事件師の男。
過去の因縁に決着をつけるべく、動き出す。
杉山高志(田口トモロヲ)
鮫島の同志の弁護士。
9年前に何者かの手によって、右足に障害を負う。
清水涼(山本裕典)
元歌舞伎町No.1ホストの経歴を持つ鮫島の舎弟。
鮫島の出所を9年間待ち続けた。
白石瞳(佐藤江梨子)
元自衛官という過去を持つ高級クラブのママ。
父親の死の真相を探っている。
藤沢亜希(岸明日香)
杉山法律事務所のアシスタント。
事件の解決に向けて尽力する。
大蔵政義(中野英雄)
大阪府警捜査第四課警部。
裏社会の情報を鮫島に提供する。
金原猛(城明男)
大阪府警捜査第四課刑事。
大蔵の相棒。
沖田隼人(竹原慎二)
権藤のボディガード。
武闘派として知られる。
権藤厳一郎(山本譲二)
関西を裏で操る闇のフィクサー。
9年前の事件の黒幕。

竹内力・コメント
COMMENT

以前から「また大阪で作品をやって欲しい」という声が大きかったのですが、SNSを始めて更にダイレクトに多数のコメントが届きまして、久しぶりに大阪を舞台にした作品を作ろうと思いました。
『ミナミの帝王』の時とは、SNSの普及、コンプライアンスの徹底、法改正など世の中もすっかり変わってしまったので、今の時代のネタを集めて、『ミナミの帝王』を共に作り上げてきた、監督、脚本家に集結してもらい、更なる高みに到達すべく作品作りを行ないました。 『ミナミの帝王』のファンの皆さんはもちろん、全く見たことがない若い世代の方々にも、届いてくれると嬉しいです!

山本譲二・コメント
COMMENT

おもしろかったです。これからどうなっていくのか非常に僕自身、楽しみです。 あらすじも脚本もしっかりしていて、力ちゃんはシブいし、中野君もいいし。
自分は力ちゃんの敵役ですが、改めていい役をいただいたなと思いました。

これから 3 本 4 本と撮っていきますが、1 本 2 本と芝居をして、観させていただいて、勉強 になりました。もう少し自分がド迫力が出せればな、なんて思いながら観てました。非常におもしろく観させてもらいました。

小沢和義・コメント
COMMENT

何年かぶりに力さんとご一緒でき嬉しかったです。
現場は常に緊張感が満ち役者として心地よい空間でした。
竹内力さんの総指揮ぶりには畏敬の念を感じています。
また緊張感のある現場でお会いできるのを楽しみにしています。

木下隆行(TKO)
・コメント
COMMENT

今回、欲望の街に出演させていただきました!
僕の地元でもある大阪が舞台で撮影も大阪だったので、しかも、竹内力さんの作品という事でとても嬉しかったです!
不祥事があり俳優業もやってなかったので緊張しましたが演者さん、スタッフさんが温かかったので凄く助かりました。
竹内力さんと共演させていただき目の前で演じる力さんに見惚れてる自分が居ました。笑
裏側で動く姿も勉強になりました!幸せな時間でした。